インプラント用語集 た行

タイオブラスト
インプラントが骨と結合しやすくするため、インプラントの表面をいわゆる荒削りにする手法で、「粗造表面」のこと。アストラ社の粗造表面を「タイオブラスト」とよぶ。
タイユナイト
上の項目アストラ社の「タイオブラスト」に対し、ノーベルバイオケア社の粗造表面を「タイユナイト」という。
チタン
金属の名称。非常に強度が高く、生体親和性も高い。
アレルギーを起こしづらく、生体の骨と結合しやすいため、インプラントに最適とされる。
歯科医療以外の医療にも広く使用されている。
チタン強化メンブレン
ゴアテックス社が販売している、骨を形成するための膜。
インプラント施術の際に顎骨が少ない場合に使用すると、チタンフレームが入っている非吸収性メンブレンは、大規模かつ垂直方面にも骨造成させることが可能。骨造成のあと取り出す必要がある。
チタン合金
骨に埋入するインプラント体によく使われる純チタンに対し、チタンにクロム・アルミニウム・バナジウム等を合金したものを「チタン合金」という。純チタンより強度を高めることができるので、骨に埋入しないアバットメント(留め金)部分に使われる。
鎮痛薬・鎮痛剤(ちんつうやく・ちんつうざい)
いわゆる「痛み止め」。痛みを取り除く・弱める薬のこと。飲み薬・座薬・注射など形状もさまざま。 同時に炎症を鎮める働きも持つものを「消炎鎮痛薬」、解熱作用のあるものを「解熱鎮痛薬」という。消炎・解熱・鎮痛の全ての働きを持つものも多い。
ディストラクション・オステオジェネシス
仮骨延長法。インプラント施術に顎骨が足りない場合、骨を分割し、骨延長器で毎日1ミリ程度ずつその間の距離を離していくことで、その隙間に骨が造成される手法。
延長後は3ヶ月程度、延長器を固定して骨が成熟するのを待つ。
伝達麻酔(でんたつますい)
手術部位の神経の根元に局所麻酔剤を注入し、その伝達経路全体を麻痺させる麻酔法。
少ない麻酔薬で広い範囲の麻酔効果が得られ、持続時間も比較的長い。
特に下顎孔伝達麻酔によく使用される。
動揺(どうよう)
歯がぐらぐらすること。
トルクレンチ
トルクとは締めつける力のこと。インプラントを埋入する際に、最初は機械で入れていき、最終段階は手作業でトルクを測りながら締めつけます。