お口のセルフケア 歯磨きの基本

歯磨きの目的と注意点

プラーク(歯垢)を取り除くためには、しっかりと歯みがきをすることが大切です。みがき癖などで、いつも同じ場所にプラークが残っていると、そこから虫歯や歯周病になりやすくなります。

プラーク(歯垢の除去)

食後のお口の中は虫歯になりやすい状態が20分以上も続きます。食べたら歯みがきをする習慣をつけましょう。

また、睡眠中は唾液の分泌量が少なくなり、自浄作用が低下するため細菌が増殖しやすい状態になります。

特に寝る前はていねいにみがきましょう。寝る前の歯みがきが不十分だと、就寝中に細菌が増殖し起床時の細菌数が夕食後の約30倍にもなることがわかっています。

【豆知識】口をすすぐだけで歯垢はとれますか?

水うがいだけではプラーク(歯垢)は取り除くことはできません。プラークはデキストランというネバネバしたものと細菌によってできています。
また、プラークは水に溶けないという性質を持っていて、のりのように歯の表面に強く粘り付いています。
プラークを取り除くにはしっかりした歯みがきが必要です

歯磨きの基本とポイント

  • ◆歯の形や歯並びに合わせて歯みがきをしましょう。
  • ◆強い力でみがくなどの誤ったみがき方をすると、歯ブラシの毛先が広がってしまい上手にみがけません。
  • ◆また、歯肉や歯の根を傷つけます。

プラーク(歯垢)の除去

  • ◆毛先を歯面(歯と歯の間、歯と歯肉の境目)にきちんとあてる
  • ◆150~200gの軽い力(毛先が広がらない程度)でみがく。
  • ◆小きざみに動かす(5~10mmを目安に、1~2歯ずつみがく)
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